マドリードの伝統あるお店で一昔前にタイムトリップ

マドリードの伝統あるお店で一昔前にタイムトリップ
21 Nov, 2018

ギター工房、扇子専門店、トゥロン専門店、スミレキャンディー老舗店など。


生粋のマドリード文化を伝えるお店:ケープと扇子専門店

マドリード市民の生活がどのように営まれてきたかを知るには、マドリード市民のおじいさん、おばあさんが買い物をしていたお店で買い物をするのが最善の方法です。おまけに昔と少しも変わっていないのです。手袋屋さん、キャンディー専門店、ケープ専門店、ギター工房など、今も昔も変わらない時を刻んでいます。

マドリードを訪れれば誰もがオーストリア王家時代の、あるいは19世紀の古い建築物を見て歩くことができるのです。ですが現代のマドリード市民の祖父母に当たる人々がどのように暮らしてきたのかを肌で感じるためには、昔と変わらぬ歴史を刻み続け、当時と変わらない手作りのものを売り続けている老舗のお店の中まで入っていかなくてはなりません。手作りのアルパルガタ、扇子、ギター、トゥロン、ケープ、お花型のキャンディーなどを販売し続けています。

マドリードでは正真正銘の、つまり生粋の伝統を受け継いできているもののことをcastizas(カスティサス)と呼びますが、中でも最もカスティサなお店のいくつかをご紹介します。

Capas Seseña (デ・ラ・クルス通り、23 /De la Cruz, 23. www.sesena.com) は手作りケープだけを販売する世界で唯一のお店。ケープは何世紀にも渡りスペイン人に最も着られてきた衣服で、今でもフォーマルなイベントや伝統的なイベントなどで着られています。貧しい者のケープは継ぎ接ぎに溢れ、富む者のケープは流行最先端のデザインに仕立てられているという差はあったかもしれませんが、ケープは全ての人々を温かく包み込んで来たのです。家族経営であるCapas Seseñaは1901年からケープを販売し続け、今では4代目の店主となりました。ヘミングウェイ、ピカソ、ヒラリー・クリントンなども身に纏ったこのお店のケープは、昔も今もベハール(サラマンカ)産のメリーノ・ウールで織られた生地から、店内の工房で職人によって仕立てられます。

Casa de Diego (メソネロ・ロマノス通り、4 /Mesonero Romanos, 4. casadediego.info) は200年も前に扇子の販売を始めました。あらゆる素材、形、色彩の、そして最もオーソドックスなタイプから芸術の域に達する扇子まで取り揃えています。扇子以外には悪天候用の雨傘や杖なども扱っています。そしてフラメンコ用のカスタネットまで販売していますが、全て高品質間違いなし、安心して購入していただくことができます。

Guantes Luque (エスポス・イ・ミナ通り、3 /Espoz y Mina, 3) も同じく100年以上続く老舗の手袋専門店。創業は1886年に溯り、今ではマドリードの最もおしゃれな人々からハリウッドスターやスペイン人ファッションデザイナーなどもこの店によく立ち寄っています。1927年にはすでに今と同じようにスポーツ用手袋、英国風手袋やレイヨウの皮やスウェーデン製皮革素材を使ったものまで販売をしていました。中でも一番人気はスペイン産子ヤギの皮で作られた手袋です。

アルパルガタ専門店のCasa Hernanz (トレド通り、18 /Toledo, 18. www.casahernanz.es) では、専門のアルパルガタはもちろん販売している靴は全て手作り。一般スペイン人にとってアルパルガタはベーシックな履物から夏の必需品となりました。このお店ではベーシックな黒や白色のものからカラフルなタイプのものまで揃っています。また、履物以外にも靴紐、縫い糸や手作りの柳の小枝で編んだ籠なども1840年から販売し続けています。

Casa Hernanzのよきライバルであり続けるのは同じくアルパルガタ専門店のAntigua Casa Crespo (ディビノ・パストール通り、29/Divino Pastor 29. www.antiguacasacrespo.com)。 こちらも1863年の開業以来100年以上も経つ老舗店です。このお店のアルパルガタはラ・リオハ地方にあるCervera del Río Alhama村で製造されています。かのスペインのソフィア前女王も1960年代には夏用の靴としてこのお店のアルパルガタを購入されていました。

Convento del Corpus Christie (デル・コンデ・デ・ミランダ広場、3/Plaza del Conde de Miranda 3.) デル・コルプス・クリスティ修道院は、名前の通り修道院なのですが、実はお店でもあるのです。原則外界との接触を禁じる生活を営むここの修道女達は、その姿を人々の前に現すことはせずとも、何世紀にも渡り手作りのお菓子を人々に販売し続けています。修道院の呼び鈴を鳴らしてから中に招かれると、菓子のリストから買いたいものを選び、木の回転窓越しに注文するのです。そうすると修道女が注文を聞き、その品を(窓越しに)渡してくれます。注文を伝えるよりも先に、「Ave María Purísima(ああ、聖母マリアよ)」と唱えると、「Sin pecado concebida(汚れなく御宿りになられた)」と唱え返してくれるでしょう。

Guitarrería F. Manzanero (サンタ・アナ広場、12/Plaza Santa Ana, 12. www.guitarrasmanzanero.com) F.マンサネロギター専門店は名前の通り、何十年もの間、オーダーメイドのギターを作り続けている楽器工房。また店内には18世紀に作られたゴヤ時代モデルのギターや、リュラーのような形をしたギターやバイオリンなど、貴重な楽器のコレクションを所蔵しています。中には売りに出されているものもあります。このお店は原始的な構造から定義が定まった現代まで、ギターがどのように発展してきたかを知るには最適な場所です。

なにも頭痛になって欲しいと望んでいるわけではないのですが、万が一に備えてアスピリンを買っておくという理由でもつけて、Farmacia Deleuze Isasi (サン・ベルナルド通り、39/San Bernardo 39) - デレウセ・イサシ薬局に是非行って見てください。お店はバロック時代、1780年開業当時そのまま使われています。天井の装飾や繰形、金色に塗られた商品棚、くもの巣型の天井ランプなどは、創業当時から今日まで何世紀もの間この薬局に花を添え続けてきました。

Gato Negro (デ・ラ・サル通り、2/De la Sal, 2. lanasgatonegro.com)は1世紀以上続く毛糸屋さんで、マヨール広場からとても近くに位置しています。スペインの家庭において、編み物ほど伝統的だといえるものはあまり他にないでしょう。マドリード出身の人に尋ねてみれば、誰もがみな、火鉢に火を炊いて温めた高いテーブルに両足を入れて、セーターやマフラーを編んでいたおばあさんの姿を記憶しているはずです。今は流行最先端を行く若者達の間で編み物がまたは流行っています。Gato Negro(ガト・ネグロ)なら編み図から編み針、ふわふわのスペイン産毛糸まで必要なもの全てが揃います。

Almacén de Pontejos (ポンテホス広場、2/Plaza de Pontejos, 2. www.almacendepontejos.com) は小間物店。小間物店とは昔からスペインのほとんどの村に必ずあった商店で、裁縫道具や衣料品、化粧品などを販売し、今でもたくさん残っています。デ・ポンテホス小間物店は1913年の創業以来ずっと家族経営で営業を続けてきている貴重なお店。ショーウィンドウが大変素敵です。

Casa Yustas (マヨール広場、30/Plaza Mayor 30. www.casayustas.com) は1886年から営業を続けている帽子専門店。ここではスペイン風やフランス風のベレー帽からカジュアルなワークキャップ、または時代の流れに抵抗し続ける大変女性らしくエレガントな飾り帽まで、あらゆるタイプの帽子が見つかります。中には時代物の軍服で、異なる軍隊の帽子や勲章などもあり、とても興味深いところです。

Casa Mira (サン・ヘロニモ通り、30/Carrera de San Jerónimo, 30. www.casamira.es)  カサ・ミラはトゥロンの専門店。トゥロンとはヘイゼルナッツをペーストにして固めた甘い伝統菓子(ソフトタイプとハードタイプの2種あり)で、クリスマスシーズンには何処のスペイン家庭でも食べられます。1842年創業のこの店のトゥロンは全て手作りで(工場の大量生産のものとはまるきり違います)卵の黄身で味付けられたものもチョコレート味も、その他の味のものも全て伝統の味。トゥロン以外にも、マサパン、ポルボロネス、フルーツの砂糖漬けなどの伝統菓子も販売しています。4本のマホガニーの木柱と、黄金で店名を刻んだ看板は1855年からずっと当時のままの姿を残しています。

ビクトリア・エウヘニア女王(20世紀)が大好きだったと言われているのが La Violeta (カナレハス広場、6/Plaza de Canalejas, 6. www.lavioletaonline.es) のキャンディー。この店のキャンディーは味、香り、形の全てがマドリードの象徴とも言えるスミレの花そのもの。かつてこのキャンディーを道で売っていた売り子達はスミレの花売りと呼ばれていました。プエルタ・デル・ソルの近くに1915年に創業したラ・ビオレタではキャンディーの他に、マロン・グラッセやチョコレート、クッキーやフルーツの砂糖漬けなども売られています。

 

 

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