ラストロの宝石

ラストロの宝石
21 Nov, 2018

100年以上の歴史があるマドリードのマーケットには骨董品、シックな家具などが立ち並び、あのアルモドバールも自身の映画用小道具を探しに来ています


ラストロのシックな面

マドリードで一番有名なストリートマーケットのラストロは中古品、古い家具やガラクタなんかがずらりと立ち並んでいることで有名ですが、今では最高に素敵なデザインの掘り出し物を見つけられる場所でもあるのです。嘘だと思うなら映画監督のペドロ・アルモドバールに聞いてみてください。

ラストロのメインストリートとなるリベラ・デ・クルティドーレス通り(Ribera de Curtidores)の歩道が、18世紀の半ばにありとあらゆる中古品を売る市場になり始めてからというもの、ラストロはほとんど変わっていません。いえ、変わったとしても本当にわずかにしか変わっていないのです。ラバピエス(Lavapiés)地区とラ・ラティーナ(La Latina)地区の中間地帯で規模のとても大きな蚤の市が開かれ続けたので、今ではラストロが開催される日曜日でなくても、屋台が建ちならんでいない日でも、そしてマドリード市民が押し寄せて屋台から屋台を覗き歩き、周辺のバルで食事の前にビールで喉を潤したりしながらこの地区を賑わせていなくても、人々はこの地区をラストロ(el Rastro)と呼んでいます。250年もの間、古物商人や廃鉄売人、行商人、露天商人達が集まり続けて来たのです。これらの職業を指す言葉さえも歴史の産物となりそうな今でも、古い家具や古時計、古びたカメラなど、時代物のトランクの中から見つけ出してきたありとあらゆるものを売り歩く人々のことは概してベンデドーレス・アンブランテス(vendedores ambulantes)と呼ばれており、彼らの存在がマドリードをマドリードらしくしているのです。

もちろん今でもかつてのこういった行商人の姿は見られ、ラストロの大切なエッセンスを維持し続けてくれています。ですが、ラストロはここ近年に少しだけ変わってきました。骨董品のお店は何時だってラストロの目玉でした。有名な骨董品を扱うお店だけでなく、競売のお店もそうでした。倉庫一杯に中古家具が展示されていて、そこでは売り手と買い手が交渉したり、値段を決めたりの大賑わいでとても歩けないほどでした。今のラストロではこういった狭くて埃をかぶったような骨董品がぎゅうぎゅう詰めにある店舗と入り混じって、秩序正しく明るく、そして正規料金の値札の貼られた商品が展示されているお店が共存しています。こういった新しい店舗の入り口には、人気のファッション雑誌に質の高いお店として紹介されましたというシールが張られいるのが、来店者の目に留まります。

ビンテージ物や50年代のデザイン物

Transformista (www.eltransformista.com) はこの地区のパイオニア的存在。独自の観点で選びぬいた20世紀製造の中古家具や中古アイテムを展示販売しているこのお店には、ペドロ・アルモドバ-ルのような映画監督達もが映画製作の為の装飾品を探しに足を運んでいます。またかつてLA Studioと呼ばれていた場所を改修したIKB 191 (www.ikb191.es) も同様に、アルガンスエラ通り(Calle Arganzuela)に面した700㎡以上ある広い店舗には、20世紀に人気を博した国際色豊かなデザインのものが展示販売されています。スツール、メンフィスミラノのランプ、工業デザイン家具や50年代のイタリア製家具などがショップのコレクションの一部です。ビンテージ感満載の店舗でタイムトリップに誘われてみてください。

規模は少し小さくなるものLa Recova (www.larecova.es) も負けずに興味深いお店です。経営責任者いわく、消費者に50年代、60年代の家具や装飾品を届けるという使命感と共に10年ほど前に始めたプロジェクトだそうです。製作者不明であっても50年、60年代というデザイン黄金時代の魅力と最高のラインで表現された美しい作品に出会えます。La Recobaはヘネラル・バラ・デル・レイ広場(Plaza General Vara del Rey)というラストロの中心に店を開きました。ここは歴史的に古くからの競売行商人達が軒を連ねている場所ですが、ここに店を開くということはラストロの歴史でありもっとも純粋な売買方法と共存すること、両者が互いに補い合っていくことを意味しています。

何かもっとときめくような特別なものをお探しならLa Brocanterie (www.labrocanterie.es) のように、購買力のある消費者のためにレトロ、アール・デコ、厳選されたインダストリアル・デザインの家具など、とにかく様々なスタイルのアイテムを取り揃えるここ数年の間にオープンしたお店を覗いてみてください。La Brocanterieではスペシャリストがお客様がお探しの家具や

アイテムを見つけ出し、必要に応じて取り寄せもしてくれます。La Oficial Cerámica (www.laoficialceramica.com) はポルトガル製陶器の専門店で、自宅用や一味違ったギフトを捜し求めている人のために特別な品々を取り揃えています。また絨毯とタペストリーの専門店Tailak (www.tailak.com) はシルク・ロードを彷彿させる店構え。それもそのはず、店内で販売されているのはオリエント、中央アジアから取り寄せているものばかりなのです。

もはやマドリードの伝説でもあるラストロの、新しい顔のほんの一部をご紹介しましたが、これらの新しい提案はもちろんのこと、やはりラストロと言えば通り道をぶらぶらと何時間も歩いて楽しむ蚤の市だということをお忘れなく。屋台や店先に隠された秘密、ガラクタや掘り出し物、コレクションアイテムなどを、探検隊のように見つけ歩く場所なのですから。

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